Miyoshiピアノ・メソードは
日本を代表する作曲家である三善晃(みよし あきら)先生が
約20年の歳月をかけて創り上げられた
日本のこどものためのピアノメソードです。
ひとつの音にも心をこめて
「ひとつの音をピアノでひくとき、
そこに音楽がうまれます。
ですから、すばらしいピアニストも
ひとつの音をひくのにこころをこめます」
三善 晃/Miyoshiピアノメソード 1巻(カワイ出版)より
はじめてピアノに触れる小さなこどものうちから
のびのびとした自然な弾き方が身につけられるように
指を一本ずつ使って、ひとつの音を美しく鳴らすことから
このメソードは始まります。
どの音に心を込めて耳をすませて弾く習慣を
ピアノをはじめたばかりの小さなこどもでも
ゆっくりと自分のペースで身につけられるように
この教本は構成されています。
すべての曲が芸術作品
Miyoshiピアノ・メソードのすべての曲は
三善晃先生ご自身が作曲されています。
こどもの関心をひきつけやすい
ポピュラーなこども向けの曲ではなく
ほんの数小節のやさしい曲の中にも
美しい旋律と洗練された和声が使われている
本物の芸術作品なのです。
さらに右手と左手のどちらもうまく弾けるように
両手を同じくらい使う
「対位法(ポリフォニー)」の曲がたくさん学べるのも
Miyoshiピアノ・メソードの特長です。
両手を同じようによく使うことは
こどもの脳と心をバランスよく育てるために
とても大切なことです。
このMiyoshiピアノ・メソードには
たいへんこどもがお好きでいらっしゃった三善晃先生の
こどもたちへの心からの愛情があふれています。
大人もこどもも楽しめる上質な音楽
はじめてピアノをならう小さなこどもから
本当に上質で美しいものに触れさせることで
良い響きを聴きわける耳と、
音楽の心を感じるしなやかな感性が育っていきます。
これらMiyoshiピアノ・メソードの曲は
大人のレッスンでも取り上げることがあります。
音楽のイメージをどんどんふくらませて
それぞれの練習曲には、とてもきれいな
そしてちょっと不思議な題名がついています。
ひだりてはなみ、みぎてはふね
あかちゃんふくろうのおやすみ
封筒の思い出
にこにこの ゆりかご
どこまでも ほほえみ
これらの題名は
三善晃先生がご自身で考えられました。
想像力をかきたてられるような
ちょっと不思議な題名ですね。
この題名からイメージをどんどんふくらませ
澄んだ音の響きを楽しみながら
ピアノの音の世界をいっしょに冒険していきましょう。
きっとどんどんピアノが好きになり
自分自身の奏でる音が大好きになることでしょう。