私がピアノ指導者として
またピアノ演奏者として
大切に思っていることがあります。
大阪芸術大学在学中に
理想的なピアノの演奏をするためには
自分自身には
欠けている能力が非常に多いことを痛感し
ピアノの基礎教育を研究して
音楽的な良い耳を持つ子供を育てることを
ライフワークとしようと決めました。
中でも
苦労することなく
音楽を理解できる脳を育てるためには
幼児期からのソルフェージュ教育が
何よりも大切であると考えています。
幼児の音感教育・ソルフェージュ
そしてリトミックの講習会等にも
積極的に参加し
導入期のレッスンを
充実したものにするための勉強を
現在も続けています。
2009年より中田元子先生の手ほどきにより
Miyoshi ピアノ・メソードを学び始めました。
良い演奏のための呼吸法や
腕の重みを使って
響きのある音を鳴らす自然な奏法を
一本の指で一つの音を生み出す基本から
学び直しました。
脱力した体でピアノを弾く
自然な奏法を身につけたことによって
私は音楽の喜びを
前よりもっと感じられるようになりました。
この喜びをできるだけ多くの方に
伝えるお手伝いができればと願っています。
大学在学中より
器楽・声楽の伴奏に強い関心を持ち
声楽科の恩師の勧めもあって
現在は声楽や合唱のピアノ伴奏を中心に
演奏活動を行っています。
歌詞や楽譜を深く読み込むことによって
作曲家の求める音楽を理解し
音楽そのものの美しさと
曲に込められた想いを表現をすることを
自分自身の理想として
ピアノを演奏しています。
音楽のよろこびを
できるだけ多くの人と分かち合いたい。
そして教室に勉強にいらっしゃる皆さんが
音楽を通して、周りの方々との
幸せなつながりを
広げていってくださるようになったら
私のとってこれほど嬉しいことはありません。
岡本 雅子